禁煙3日目
毎日1,2箱の煙草を吸い、生のままのウイスキーで喉を焼き、医者の忠告を無視して睡眠導入剤をたらふく飲んで無理やり眠るという生活を4,5年程度続けてきた。
そんなバカみたいな生活を続けても、長らく俺の身体はびくともしなかった。
でも、だんだんとガタがきて、年々昏睡したり記憶が丸ごとどこかへいってしまったりすることが増え、昨年末にはとうとう吐血してしまった。
(だけど、人間ドックではどこにも異常は見られなかった。これはどういうわけだろう?)
まずは断薬をはじめて約1年。
次に減酒と禁酒のはざまをうろつきはじめて数ヶ月。
それでも煙草だけはどうにもやめられずにいた。
しかし、仲のいい愛煙家たちが次々に倒れていくのを知り、そろそろ年貢の納め時と察した俺は「潔く煙草を吸い続けておっ死ぬ」か「潔く煙草をやめて生きながらえる」かを秤にかけ、今度こそ煙草をやめることに決めた。
初日、2日目と禁断症状が鬼のように襲ってきて、終日俺を苛立たせ続けた。
煙草、煙草、煙草。頭の中は煙草のことだらけ。
煙草でコレなんだから、麻薬なんてのはもっとおっかないんだろうな。まだ煙草でよかったと密かに思った。とりあえず、飴玉なめたり、ガム噛んだり、禁煙パイポくわえたりしながら気を紛らわせまくって2日間を乗り切った。
また禁煙ウォッチというアプリを使って、「今これだけ継続中!」と言うのを可視化して、それをTwitterで発表していくことで強引に頑張っていける流れを作り出している。
そして、今日が3日目。
とりあえず今のところ何とか禁煙継続中だ。
仕事以外で苛立つようなことが極力ないように、不必要なことをしないように気を配っている。この不安定な綱渡り状態を脱することが当面の目標だな。
そのためにも何か没頭出来ることを見つけ出し、煙草を忘れられる環境を固めていくのがいいんじゃないかと思っているところ。
まだ頭痛と目眩、耳鳴りとふらつきなどの症状が残っているのが辛いが、少しずつ五感が澄み渡っていくような感覚があるのが救いだ。
さて、とりあえず3日は達成しそうだから次は1週間を目指してがんばろうか。